みかんの皮をむいたとき、果肉についている白い筋が気になり、丁寧に取り除いている人もいるのではないでしょうか。実は、この白い筋には食物繊維やポリフェノールなどの成分が含まれています。この記事では、みかんの白い筋に含まれる栄養素や期待できる働き、食べやすくする方法について詳しく紹介します。
みかんの白い筋にはどんな栄養がある?
みかんの果肉についている白い筋は、アルベドと呼ばれる部分などで、果実を支える役割を持っています。見た目や口当たりが気になり、取り除かれがちですが、食物繊維やポリフェノールなどを含んでいるのが特徴です。まずは、白い筋に含まれる代表的な栄養成分について見ていきましょう。
食物繊維が含まれている
みかんの白い筋には、食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整えたり、便通をサポートしたりするうえで大切な栄養成分です。白い筋だけで多くの食物繊維を摂取できるわけではありませんが、果肉と一緒に食べることで、みかんに含まれる食物繊維を無駄なく取り入れられます。普段から白い筋をすべて取り除いている場合は、そのまま食べる習慣を取り入れてみるのもよいでしょう。
ヘスペリジンなどのポリフェノールが含まれている
みかんの白い筋や薄皮には、ヘスペリジンと呼ばれる柑橘類特有のポリフェノールが含まれています。ヘスペリジンはフラボノイドの一種で、研究では血管機能などとの関係が調べられています。ただし、白い筋を食べるだけで特定の病気を予防したり、健康状態が必ず改善したりするわけではありません。日々の食事の中で、ほかの栄養素と合わせて摂取することが大切です。
みかんの白い筋を食べるメリット
みかんの白い筋は、取り除かずに食べることで、果肉だけではなく周辺部分に含まれる栄養成分も摂取できます。特別な調理をしなくても食べられるため、普段の食生活に取り入れやすいのもメリットです。ここでは、白い筋を一緒に食べることによって期待できる利点を紹介します。
食物繊維を無駄なく摂取できる
白い筋を取り除かずに食べれば、そこに含まれる食物繊維も一緒に摂取できます。食物繊維は、腸内の環境を整えることや、便通を保つことに役立つ栄養成分です。みかんの果肉にも食物繊維は含まれているため、白い筋と一緒に食べることで、果実全体の栄養を活用できます。ただし、みかんだけで必要量を満たすのは難しいため、野菜や豆類、穀類などもバランスよく食べましょう。
ポリフェノールを摂取できる
白い筋や薄皮には、ヘスペリジンなどのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは植物に含まれる成分で、種類によってさまざまな生理作用が研究されています。白い筋を食べることは、こうした成分を食事から取り入れる一つの方法です。ただし、含有量はみかんの品種や部位などによって異なり、食べる量によって摂取できる量も変わります。健康効果を期待しすぎず、日常の食事の一部として楽しみましょう。
みかんの白い筋と果肉の栄養の違い
みかんは果肉だけでなく、薄皮や白い筋にもそれぞれ特徴があります。果肉にはビタミンCなどの栄養素が含まれ、白い筋や薄皮には食物繊維やヘスペリジンなどが含まれています。部位ごとの特徴を知っておくと、みかんを食べるときにどこまで取り除くべきか判断しやすくなります。
果肉にはビタミンCやβ-クリプトキサンチンが含まれる
みかんの果肉には、ビタミンCやβ-クリプトキサンチンなどの栄養成分が含まれています。ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助け、抗酸化作用を持つ栄養素です。β-クリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、体内でビタミンAとして働く性質があります。白い筋だけに注目するのではなく、果肉も一緒に食べることで、みかんが持つさまざまな栄養成分を摂取できます。
薄皮や白い筋にも食物繊維などが含まれる
みかんの薄皮や白い筋には、食物繊維やヘスペリジンなどが含まれています。薄皮は果肉を包む部分で、白い筋はその周辺に広がる繊維状の部分です。これらを取り除いて果肉だけを食べると、周辺部分に含まれる成分を摂取する機会が減ってしまいます。白い筋や薄皮は食べても問題のない部分なので、口当たりが気にならなければ、そのまま食べる方法がおすすめです。
みかんの白い筋は取るべき?食べ方のポイント
みかんの白い筋には栄養成分が含まれていますが、食べるときに必ず残さなければならないわけではありません。苦味や食感が気になる人もいれば、ほとんど気にならない人もいます。栄養面と食べやすさの両方を考えながら、自分に合った食べ方を選びましょう。
白い筋は無理に取り除かなくてもよい
みかんの白い筋は、基本的に食べても問題ありません。丁寧に取り除く必要はなく、果肉と一緒に食べることで食物繊維やポリフェノールなどを摂取できます。白い筋が苦手な場合は、気になる部分だけを取り除いても構いません。栄養を意識するあまり、食べにくさを我慢する必要はないため、無理のない方法で取り入れましょう。みかんは白い筋の有無にかかわらず、果肉からもさまざまな栄養素を摂取できます。
食べやすくするには薄皮ごと食べる
白い筋の食感が気になる場合は、まず少量を果肉と一緒に食べてみましょう。みかんの薄皮は品種によって厚さや硬さが異なり、食べやすさにも違いがあります。薄皮が柔らかいみかんなら、白い筋を細かく取り除かなくても食べやすいでしょう。また、ヨーグルトやサラダに果肉を加えると、ほかの食材と一緒に楽しめます。食べにくい場合は、白い筋を無理に残さず、自分に合う食べ方を見つけてください。
みかんの栄養を効率よく取り入れる食べ方
白い筋を食べることに加えて、みかんの栄養を生かすには、食べる量や組み合わせにも目を向けましょう。みかんは手軽に食べられる果物ですが、食べ過ぎれば糖質の摂取量も増えます。毎日の食事全体を考えながら、ほかの果物や野菜などと組み合わせて楽しむことが大切です。
新鮮なみかんを適量食べる
みかんは、皮に張りがあり、カビや傷みが見られない新鮮なものを選びましょう。保存中に傷んだり、異臭がしたりするみかんは食べないようにしてください。また、栄養があるからといって、一度に大量に食べる必要はありません。食事バランスや体調に合わせて適量を楽しみましょう。果物はみかんだけに偏らず、りんごやキウイなど、さまざまな種類を取り入れると栄養の幅を広げられます。
ヨーグルトやほかの食品と組み合わせる
みかんは、そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやオートミールに加える方法もあります。ヨーグルトにはたんぱく質やカルシウムが含まれ、オートミールには食物繊維が含まれているため、組み合わせることで食事の栄養バランスを整えやすくなります。みかんの白い筋も一緒に食べれば、周辺部分の栄養成分も摂取できます。砂糖を多く加えず、素材の甘さや酸味を生かすと、毎日の食事に取り入れやすくなります。
まとめ
みかんの白い筋には、食物繊維やヘスペリジンなどのポリフェノールが含まれています。果肉にもビタミンCやβ-クリプトキサンチンなどが含まれるため、白い筋を無理に取り除かずに食べれば、みかん全体の栄養を活用できます。食感が気になる場合は一部を取り除いても問題ありません。自分に合った食べ方で、みかんをおいしく楽しみましょう。

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