【2025年版】秋分の日に行きたい!紅葉が始まる絶景スポット10選

夏の名残を感じつつ、標高の高い場所から色づきが始まるのが秋分前後。短い好機を逃さず、涼風と澄んだ空気、朝夕のドラマチックな光を狙って出かけたい人向けに“走りの紅葉”名所を厳選しました。

北海道|道内最速クラスの山岳紅葉をねらう

季節の先頭を走るのは北海道の高山帯。気温差と広葉樹の多さが相まって、秋分の頃には稜線から谷へ色が流れ落ちます。雲海や初霜に出会える確率も高く、早起きの価値が光ります。

大雪山・黒岳(層雲峡ロープウェイ)

山頂付近からナナカマドが燃えるように発色。ロープウェイ+リフトで手軽に高山のスケール感と“先取り紅葉”を満喫。

層雲峡・銀河・流星の滝

切り立つ柱状節理と瀑布を背景に色づきが下りてくる。渓谷の冷気と水音が、写真のコントラストを際立てます。

黒岳のロープウェイは標高差を一気に上がれるため、短時間で紅葉前線の上から下までを体感できます。

眼下に広がる谷や雲海を背景に、鮮やかな色彩が重なる光景は早朝ほど美しく、自然が織りなす圧巻のステージです。

層雲峡の滝エリアは遊歩道も整備されており、紅葉と岩壁、滝の流れを間近で楽しめるのが魅力です。

滝の飛沫が紅葉を濡らすことで、鮮やかさが一段と引き立ち、訪れる人を惹きつける幻想的な風景を見せてくれます。

北海道の紅葉は気温の低下が早いため、秋分の頃がベストシーズンの始まりといえます。

旅行計画を立てる際は朝晩の冷え込みを意識し、防寒対策をしっかり整えて快適に観賞するのがおすすめです。

紅葉狩りの合間には温泉で体を温めるのも楽しみのひとつです。

層雲峡温泉街では宿泊はもちろん、日帰り入浴施設も充実しており、冷えた体を癒やしつつ旅の余韻を味わえます。

東北|火山高原に広がる草紅葉と湖沼美

高原の草紅葉が先行し、その後ミズナラやカエデが追う二段階の色づきが魅力。朝は霧、日中は抜ける青、夕方は薄紅のグラデーションで、時間帯ごとに表情が変わります。

八幡平・ドラゴンアイ周辺

湿原と池塘が鏡面のように空を映す。遊歩道が整備され、歩くほどに色の層が増していくのが楽しい。

蔵王・お釜外輪歩道

エメラルドの火口湖と斜面の染まりが同時に味わえる稜線散歩。風が強い日もあるので防寒は多めが安心。

八幡平の湿原は標高が高いため、秋分の頃には草紅葉が黄金色に輝き始めます。

池塘に映る空と紅葉のコントラストは幻想的で、歩くたびに景色が切り替わる楽しさがあります。

蔵王のお釜は晴天時には湖面のエメラルドが際立ち、紅葉との色彩コラボレーションが鮮やかです。

強風の日も多いので、レインウェアや防寒具を準備すると安心して散策を楽しめます。

東北の高原では朝の冷え込みが強まり、霧や朝露が景色を一層ドラマチックに演出します。

日中の澄んだ青空と紅葉の赤や黄色が織りなすコントラストも見応えがあり、撮影にも最適です。

夕暮れ時には斜光に染まる紅葉と空の色が溶け合い、静かで感傷的な雰囲気を醸し出します。

一日の中で移り変わる光を感じながら散策することで、同じ場所でも異なる表情を楽しめます。

関東・甲信|標高差で“走り”を拾う王道エリア

アクセス良好なうえ、標高差が大きく色づきの帯を追いやすいのが強み。平地が残暑でも、稜線や湿原では秋が始まっています。短時間のハイクでも達成感十分。

日光・戦場ヶ原~竜頭ノ滝

草紅葉と滝まわりの色づきが連動。朝の逆光と水しぶきで立体感が増し、歩き撮りの満足度が高い。

谷川岳・天神平

ロープウェイで一気に高所へ。岩稜とナナカマドの赤が映える尾根道は、初秋の涼気と展望がごちそう。

戦場ヶ原では湿原の草紅葉が先行し、朝の霧が立ち込めると幻想的な風景に包まれます。

竜頭ノ滝周辺は水音と紅葉が重なり、歩くたびに変化する視界が写真映えする瞬間を与えてくれます。

谷川岳の天神平は標高差を活かした紅葉のグラデーションが魅力で、尾根道からの展望は格別です。

ロープウェイを利用すれば短時間で高山気分を味わえ、登山初心者でも秋山の魅力を堪能できます。

このエリアは関東からのアクセスが良く、日帰りでも紅葉ハイクを楽しめるのが大きな利点です。

特に三連休や秋分の日は混雑するため、朝早く到着して歩き始めると静かな風景に出会えます。

標高差によって紅葉の進み方が異なるため、同じ時期でも色の濃淡を楽しめるのが特徴です。

湿原の黄金色から稜線の赤まで一度に味わえ、効率よく“走りの紅葉”を追える点も魅力的です。

北アルプス・中部山岳|澄んだ空の大景観

冷え込みが始まると稜線の赤や黄が一気に鮮やかに。雲の抜けが良い日ほど山肌の陰影が深く、写真派にも歩き派にもご褒美の季節。無理のない計画で高度感を楽しみましょう。

乗鞍岳・畳平

2700m級の高所へ車・バスで到達可能。お花畑周辺の草紅葉と火山地形のコントラストが早い段階から見ごろに。

上高地・涸沢カール(入口周辺)

涸沢の盛りは少し先でも、河童橋~明神あたりで“始まりの色”を拾える時期。朝霧と梓川の透明感が決め手。

乗鞍岳は標高が高いため紅葉の訪れが早く、秋分の頃には稜線近くが色づき始めます。

畳平周辺は遊歩道が整備されており、短時間で草紅葉や荒々しい火山地形を同時に楽しめるのが魅力です。

上高地では河童橋からの景観が有名ですが、朝の冷気と霧がかかる時間帯は特に美しい表情を見せます。

梓川の透き通る流れと紅葉の始まりが重なり、訪れる人を静かな感動へと導いてくれます。

このエリアは標高差が大きいため、同じ時期でも谷と稜線で紅葉の進行具合が異なります。

短い滞在でも高度を変えて歩けば、黄金色から深紅まで多彩な色彩を体感できるのが特徴です。

北アルプスの紅葉は天候次第で大きく印象が変わり、晴れれば空と山のコントラストが際立ちます。

一方で悪天候時は視界が遮られるため、計画には余裕を持ち、安全第一で行動することが重要です。

高原ドライブ|ワインディングで色の帯を追う

標高が刻々と変わる山岳道路は、紅葉の進行線をなぞるように走れるのが醍醐味。展望駐車場や湿原の木道を絡めれば、歩く・眺める・撮るが一度に叶います。

志賀草津高原ルート(渋峠~芳ヶ平)

硫黄の香りと広大な高原、草紅葉の黄金色。路肩の展望台から谷へ流れる色の階調が一望できます。

ビーナスライン(霧ヶ峰~美ヶ原)

なだらかな稜線を走りながらパッチワークの草紅葉を堪能。夕焼けの時間帯は空と大地が同じトーンに染まります。

志賀草津高原ルートは標高差が大きいため、走るにつれて紅葉の色合いが変化していくのが特徴です。

展望台からは芳ヶ平湿原や遠くの山並みまで見渡せ、黄金色の草紅葉が織りなす景色に息をのみます。

ビーナスラインはドライブ初心者にも人気があり、広い視界とゆるやかなカーブが快適な走行を演出します。

途中にある駐車場や展望スポットで車を停めれば、紅葉と共に八ヶ岳やアルプスの絶景も楽しめます。

高原ドライブの魅力は、車窓からの眺めと歩いて訪れる展望スポットを組み合わせられる点にあります。

短時間で移動できるため、限られた休日でも紅葉の濃淡を効率的に楽しめるのが嬉しいポイントです。

ただし標高が高いエリアでは朝晩の気温が低く、霜や凍結に注意が必要になります。

出発前に道路状況を確認し、防寒具を用意しておくことで安心して絶景ドライブを満喫できます。

まとめ

秋分前後は“始まりの色”を楽しむ好機。標高と時間帯を意識すれば、短時間でも濃い体験が叶います。渋滞や冷え込み対策を整え、色づきの流れを追いかける旅で一歩先の秋をつかみましょう。

スポンサーリンク
khondaをフォローする
kaki'sroom

コメント

タイトルとURLをコピーしました